今回は
を施した
を作りました。

羊毛刺繍第3弾です。
うさぎの絵から教えられたこと
刺繍に限らず、独自の絵柄で何かを作るとなると、何となくでも、大まかにでも、一旦
必要があります。
「絵心ない芸人」くらい絵が下手だと自負する私にとっては、なかなかの難関です。
けれど、なぜかうさぎの絵だけは

まあまあ描ける!
のです。


下手ではないと思うのですが、いかがでしょうか。(自画自賛)
自分でも本当に不思議ですが、この7年余り、毎日何時間も穴が開くほど見つめているからではないかなと思いました。
すぐ側で動いているところを見て、実際に触れて、立体的に細部を把握していることも大きいかもしれません。
想像(創造?)で描く場合は、持って生まれた才能や、経験から培った技術力なども必要だと思います。
けれど、見たものをそのまま描く、いわゆる模写に限っては、下手なのは単に観察が足りていないだけなのかもしれません。
その証拠と言えるかわかりませんが、絵でもグッズでも、他の動物はすごく上手なのに、うさぎだけ

ん?なんか微妙…?
と思うことがたまにあります。
ちょっとした形状や色合いに、ひっかかることがあるのです。
逆にしっくりくるときは、作者は必ずと言っていいほど

やっぱりうさ飼いさんだったー。
となります。
何かの本で読んだことがあるのですが、イラストを描く方々の間では、うさぎを描くときに
ので、注意するようにお触れが出ている(?)そうです。
うさ飼いさんの間では超定番の「うさぎあるある」ですが、足の裏をまじまじと見たことがなければ、なかなか気づきませんよね。
ということで、私のように

絵は苦手です。
と決めつけて人生を送ってきた方も、お子さんやペットなど、誰よりもよく観察している対象なら、意外と描けるかもしれません。
絵の得手不得手は、乗り越えられない壁だと思っていましたが、まずは

観察あるのみ!
です。
羊毛刺繍とアルバムカバー
それでは制作スタートです。
飾っておくだけではなく、そこそこ使いたいけれど、普段使いのものだと刺繍が擦り減りそうなので
にすることにしました。
中のファイルは、ポストカードが入る大きさが良いので、コクヨの
にします。
こちらに合わせて、アルバムカバーを作りますが、YouTubeで検索するのは
ですね。
ブックカバーの動画はたくさんありましたが、こちらを参考にすることにしました。
サイズの変更は出来ないタイプですが、返し口無しで作ることができて、仕上がりがキレイそうです。
どんな大きさの本(ファイル)にも合わせられるように、生地の大きさの計算式も紹介されています。
生地の大きさが決まったら、刺繍を始めます。
使いそうな色の羊毛を少しずつ用意して、道具を出してきました。


生地は、生成りのオックスを使うことにします。
刺繍をする範囲に、フリクションで枠を書いておいて、イラストや写真を見ながら刺してみました。


いきなり完成してしまってすみません。
夢中で刺し続けてしまい、途中の写真を撮るのを忘れました。(笑)
今回はとりあえず下書き無しで、各色のだいたいの位置を決め、少しずつ調整しながら刺していきました。
下書き無しで進める手法は、こちらの動画を参考にしました。
元々絵がお上手な方のようですが、同じチャンネルの「ハシビロコウ」の動画が、羊毛刺繍に興味を持ったきっかけでした。
刺繍は事前にイラストをいくつか描いたこともあって、下書き無しでも、形を作っていくのはそれほど難しくありませんでした。
浅く刺しておけばやり直しもできますし、刺しながら自由に変えていくのも楽しいです。
ただ、配色がかなり難しかったです。
愛兎は全体的に薄い茶色のイメージですが、よくよく写真を見ると

意外と白いところが多いね…。
ということに気づきました。
正面から見た顔だけだと、半分程度は白っぽい色合いです。
イラストが描けるほどに、しっかりと観察できていると思っていましたが

微妙な色合いは、あまり意識できていませんでした。
写真ほどリアルではないですが、くっきりと色が分かれているわけでもありません。
羊毛を混ぜたり、重ねて刺したりしているうちに、良い感じにグラデーションになるかなと思いましたが、そうはうまくはいきません。
事前にそこそこ細かく
と配色を決めておいてから、刺す方がいいかもしれません。
刺繍が出来上がったら、アルバムカバーに仕立てていきます。


表布は、参考にした動画では1枚の生地ですが、刺繍をした生地とうさぎ柄の生地が切り替わるように、繋いで作りました。


うさぎの刺繍とうさぎ柄の生地で、とてもかわいく仕上がりました。
大きさもファイルにピッタリです。


おわりに
羊毛刺繍の第3弾として
を施した
を作りました。
刺繍自体も楽しいですが、いつも目に入るところに飾って、使いながら眺めるのもいいですね。






