いよいよクリスマスですね。
プレゼントや飾りつけの準備は済みましたか?
今年は愛兎に
を作りました。
愛兎用リュックサック
年齢を重ねて、かぶりものをマスターした愛兎に、昨年はサンタ帽子をプレゼントしました。

今年は何にしようかな。
ちょこちょこ買い集めているうさぎ柄の生地を使いたいので、何か布小物を作りたいところです。
洋服をきっちり着るのは難しいですし、スタイ(よだれかけ)もかわいいなと思ったのですが、首回りだけだったとしても、取り付けるのは嫌がるかもしれません。
そこで、横に置いたり、少し乗せたりする程度の身の回り品を検討した結果
をプレゼントすることにしました。
背負うのは無理そうなので、肩ベルトは無くてもよいのですが

おじいちゃんになったときに、背負えるようになっているかもしれないね。
との期待を込めて、本格的な背負えるタイプのリュックサックを作ります。

赤ちゃん用のでも、きっと大きすぎるよね。
と悩みつつ、YouTubeで作り方を探していたところ、サイズ感がちょうどよさそうな動画を見つけました。
リュック型のポーチの作り方です。
こちらの動画を参考に、少しだけアレンジをして作ることにしました。
といっても、裏地を無地にしたかっただけで、あとは動画の通りです。
本体部分だけ、元々は1枚のところを、3枚の生地で作ることにしたので、それぞれの長さを算出し、生地を裁断しました。

縫い代を忘れがちですが、図にするとわかりやすいですね。
完成品はこちらです。


まずはお試しのつもりで作ってみたのですが、思っていたよりも上手に出来て

めっちゃかわいい!(自画自賛)
愛兎に見せてみたところ、案の定背負うのは無理だったので、牧草入れにしてみました。


コテンパンに転がされていますが、気に入ってくれたようで良かったです。
以上、ここまでで本来は

ミッション完了!
です。
でも、なかなか上手にできたことで気を良くして

お友達にもプレゼントしようかな♪
と調子に乗り、もうひとつ作ることにしました。
歴史は繰り返す…。
贈り物として作るということ
さて、いざ自分用(愛兎用)ではなく、人様に差し上げるものを作るとなると、改善点が盛りだくさんです。

同じ質では困ります!
ということで
に取り組みました。
最適な材料の準備
まずは
です。
愛兎用の作成時は、お試しのつもりだったので、家にあった合いそうな糸を適当に選んで使用しました。
一番マシそうなのを選びましたが、ステッチが目立ちます。

色合いとしては合っていると思うので、美しいステッチであれば、これはこれでデザインとしてアリかなとは思いますが

縫い目を見せつけるほど上手じゃないので…。
ということで、生地の色にピッタリ合った糸を、色合わせをして買ってきました。


生地の端切れを持って、糸だけを買いに行くと、色合わせはなかなか難しいです。
今回は、無地の生地だったのでまだマシですが、柄物だとめちゃくちゃ悩みます。
お店によっては「この生地には○○の何番が合います。」と書いてあったり、お店側で色合わせをした糸を一緒に販売していたりもします。
生地は、糸のことも考慮に入れて、できれば同時に購入したいですね。

糸の色がピッタリ合うと、気持ちがいいです。
続いて
についてですが、変更したいところがひとつありました。
愛兎用では、背中の当て布を、底や肩ベルトと同じ黄色の生地にしました。
これを、その黄色の生地に(適当に)合わせた黄色っぽい糸で縫いました。
その結果、表はまあまあきれいに出来ていますが、内側にくっきり縫い目が現れてしまうことになりました。


そこで、お友達用では、当て布をうさぎ柄の生地に変え、裏地の色に合わせたアイボリーの糸で縫いました。

裏側の縫い目は目立たなくなり、表のデザインもかわいくなりました。
ちなみに、愛兎用では、うさぎ柄と裏地(アイボリー)のところまで、黄色(っぽい色)の糸で縫ってしまっています。

糸を変えるのが面倒で…。
お友達用で、これはいけません。
生地に合わせて、毎回糸をきちんと入れ替えて縫いました。

考えながら丁寧に進めると、気持ちがいいです。
最後は
です。
こちらも、愛兎用には、手近にあった少し厚みのあるものを使いました。
使用箇所は蓋のところなのですが、蓋だけ極厚になってしまい、とても縫いにくかったです。
貼り方も若干雑にしてしまい、愛兎用は、蓋だけすごく硬いリュックサックになってしまいました。
ですので、お友達用には、極薄の接着芯を選び、丁寧に慎重に貼り付けました。


接着芯は、貼る生地自体の厚みや、貼らない生地、裏地などとの兼ね合いがあって、厚さや素材を悩みます。
最適なものを選択できたかどうかは、結局完成して触ってみないとわからなかったりします。
慣れないうちは、薄いものの方が扱いやすいのではないかなと思います。

接着芯がきれいに貼れると、気持ちがいいです。
デザインの見直し
デザインというほどではないのですが、お友達用では、各生地の大きさを少し調整しました。
愛兎用を作るときに、裏地を無地の生地に変更するために、各生地の長さを計算しました。
その際に、元々の長さを忠実に再現できるように分割したので、0.5どころか、0.75区切りの長さが出来てしまいました。
そうなると、精密に裁断するのが難しく、最終的に縫い合わせたときに、若干ズレていたように感じました。
そこで、お友達用では、各生地が整数で裁断できるように、分割し直しました。

愛兎用の完成品を見て

うさぎ柄がもう少し長くてもいいかな。
と思ったので、うさぎ柄をほんの少し長めに変更しました。
また、肩ベルトは、もう少し太い方が良さそうだったので、生地の幅を1cm広げました。
並べると、違いがわかりやすいです。

実物をひとつ作ってあると、ちょっとした長さの改良がしやすいですね。
縫製技術の向上
そして何と言っても、贈り物ですから
したいところです。
動画での最初の工程は、肩ベルトを作るところからなのですが、愛兎用では、ひさしぶりのミシンの最初の縫製だったので、かなり失敗しました。
1本目でギリギリを攻めすぎたので、2本目のときに

もう少し内側がいいかな…。
と迷いつつミシンをしたら

内側すぎちゃった。
なんともチグハグな肩ベルトになってしまいました。


ふたのカーブも、勢いで縫ったので、だいぶん内側に入ってしまっています。
いずれも

自分用(愛兎用)なので、まあいいか。
と、やり直すことなくそのまま進めたのですが、お友達用となるとそうはいきません。
ただ、愛兎用をひとつ完成させた後で、勘も戻ってきていましたし
は、それほど不得手ではないつもりです。
専用の
は、よく見かけますよね。

これが必要なほど下手くそじゃないと思うけど…。
などと変なプライドを持ちつつ

でもより美しくしたいよね。
と思い直し、どんな風に使うのか、YouTubeで探してみることにしました。
すると、面白い動画を見つけました。
まっすぐ縫うための道具を、自作するという動画です。
ほかにも、みなさんそれぞれで工夫されて、様々な便利な道具を、ご自分で作られている動画がたくさんありました。
また、工業用のものも含めて、本格的なプロの方ほど、縫製のための補助的な道具を、より多く活用されているようでした。
縫製のための定規は
のではなく
のものなのですね。
ということで、上記の動画を参考に定規を作り、ガイドとして使えそうなマグネットもいくつか買ってきました。


自作した定規は、とても薄っぺらくて、縫っていると、生地が重なってしまったり、ズレてしまったりしました。
なので、しばらく使ってみて

ほんとに効果あるのかな?
と不信に思うようになりました。
そこで、定規を外して縫ってみたのですが

なんか曲がりやすいかも…。
本当に薄くてぺらぺらで、一見役に立っていなさそうなのですが、効果はあったようでした。
ちょっとしたことなのに、全然違うのですね。
難関だった、肩ベルトの端ミシンも、上手に縫うことができました。


やればできる!(ティモンディさん風)
その他の心がけ
その他の心がけとして、今まで使ったことがないグッズも、積極的に試してみました。
まずは
です。
アイロン定規は、肩ベルトの折り目をつけるときはもちろん、蓋のカーブを書くときにも役に立ちました。


また、最近は
を使っている方が多いですね。
最初のうちは、やっぱりまち針の方がやりやすくて、なかなか使いこなせませんでしたが、徐々に使う頻度が増えてきているところです。


そして最後に、贈り物を作るなら
を用意しておきたいですね。
ずっと手袋をしたまま作成するのは難しいですが、素手でさわる回数はなるべく少なくしたいです。
特に、返し口から裏返すときは

結構コネコネするよね。
糸の始末も丁寧に、できる限り美しい状態で渡したいですね。

おわりに
クリスマスプレゼントで作成した
をご紹介しました。
自分用(愛兎用)だけでなく、贈り物(お友達用)を作ったことで
より良いものを作ろうとする楽しさを味わうことができました。
これからは愛兎用も、じっくり丁寧に心を込めて作りたいですね。