神戸では今
が開催中です。
平日の昼間でも、博物館の前には行列が出来ています。

そんなゴッホさんの名画を
で描くことができるキットを見つけましたので、ご紹介します。
羊毛刺繍キット(購入まで)
羊毛フェルトにすっかりハマり、道具や材料を少しずつ買い揃え、ちょこちょこ楽しんでいる今日この頃です。
初心者向けのキットもしばしばチェックしていて、そんな中見つけたのが
のキットです。
明らかに難易度が高そうですが、商品紹介のページにはあまり詳しいことは書いてありません。
それどころか
とわざわざ書いてあります。
材料のみをパッケージした

ベテラン向けのキットなのかなぁ…。
と思い、一度は購入を躊躇しました。
けれど、材料(羊毛)だけでも十分元がとれそうなお手頃価格です。
また、何と言っても、いろんな色の羊毛を少しずつ手に入れられることは、とても喜ばしいことです。
少し前に、羊毛をいくつか購入したのですが、色選びがとにかく難しくてとても迷いました。
好きな色や使いやすそうな色を一旦買ってみましたが、具体的に作るものを決めていないうちから色選びをするのは、かなり無謀でした。
かと言って、手元に何もない状態だと

いまいちイメージが湧きづらいね。
初心者にとっては、たくさんの色の羊毛を、実際に見て触って、ちょっと使ってみたりするだけで、大きな成長のきっかけとなります。
ということで、本来の目的である刺繍が出来なくても(上手に作れなくても)構わず、羊毛の入手を第一目的として、ダメ元で購入してみることにしました。
羊毛刺繍キット(レビュー)
届いたキットがこちらです。


裏返すと、色とりどりの羊毛が目に入り、一気にテンションが上がります。
中を開けて、さっそく羊毛を小袋に移し替えました。
18色も入っていて、もうこれだけでウキウキです。


羊毛以外には、まず
が入っていました。
下絵がとにかく複雑で細かくて

やっぱり実際に作るのは難しいかも…。
と思いました。
ところが、他にもとんでもないものが入っていました。
それが
です。
色図案は、できあがり写真をイラスト化したもので、各箇所に細かく番号が振られているものでした。
大きく5工程に分けられていて、それぞれ
の合計71箇所に色分けされています。
そしてその71箇所すべてについて、順を追って写真付きで詳細な解説が書かれてあるのが、作り方説明書です。
最初に、羊毛刺繍の基本も掲載されていて、合わせてA3用紙で2枚入っていました。
裏表ありますので、A4に換算すると8ページにわたる説明書です。
もはや、ちょっとした冊子と言っても過言ではなく

これだけでもめちゃくちゃお宝!
だと思いました。
ベテラン向けの、材料だけが入ったキットかと思いきや、懇切丁寧な至れり尽くせりの代物でした。
そうなると

もしかしたらそこそこ出来るかも…。
と、挑戦してみようという気になります。
そこで、道具を用意して、最初の工程に手を付けてみました。


少し前に、刺繍用の
と、ニードルを複数セットできる
を購入していたので、早速使ってみる機会がやってきて大喜びです。
ちなみに最初の工程は、なんと
というものでした。
羊毛は、それぞれ1色ずつで使うものだと思い込んでいたので

なるほどー!
と驚き、混ぜることで色を作れるところは、絵画(絵の具、クレヨン、色鉛筆など)と同じだなと思いました。
羊毛刺繍は重ねて刺すこともでき、若干立体的にもなるので、油絵とも似ている気がします。
最初に混ぜて作ったのは背景の色です。


縁取りをしてから広い面を埋めていくそうなのですが、花の周りのギザギザのところが果てしなく細かくて

ぐぇーめんどくせー。
と、一瞬諦めそうになりました。
けれど、実際にやり始めるとなぜか夢中になって、黙々とひたすら刺し続けてしまいました。
その結果、肩や首に激痛が走り、目がショボショボになり、ある時は部屋が暗くなっているのにも気付かず

全然見えん…。
となったりしながら、時間を見つけて少しずつ進めています。
やり始めの頃はなかなかうまく出来なかったことも、徐々に慣れてきて、スピードも段々速くなっているように思います。


とにかく説明書がわかりやすくて、よく読んで書いている通りに刺していくと、ひとつ進むたびに、出来ることが増えたり、上手に出来るようになったりしていることを実感します。

ほぉほぉ、こういうことか!
と、アハ体験の連続です。
パッケージの表面には
と書いてあります。
あまり続けてやって、飽きてしまうともったいないですし、肉体的にも厳しいので、年内くらいを目標に仕上げたいなと思っています。
完成する頃には

めちゃくちゃ上達しているのでは!
と期待に胸を膨らませています。
ちなみにキットはもうひとつ
も買ってあります。



無駄遣いじゃないですよ。セールだったんです!
ほかにも
などがあるようです。
お好みの絵画があれば、羊毛刺繍で描いてみるのはとても楽しいのでおすすめです。
おわりに
神戸での「大ゴッホ展」開催を記念して(?)、羊毛刺繍で
を描くキットをご紹介しました。
ゴッホの絵画は、20年近く前に、アムステルダムのゴッホ美術館で鑑賞したことがあります。(本記事のアイキャッチもオランダの写真です。)


ゴッホさんは「ひまわり」も有名ですが、「自画像」もすごくたくさん描いていますよね。
どれもなぜか

しかめっ面…?
に見えて、怒られているような気がしてしまうのは私だけでしょうか。(笑)
ぜひ神戸の「大ゴッホ展」で、芸術の秋をお楽しみください。











