TVerで、湊かなえさん原作の
のドラマが配信されていたので観ています。
私のミステリーの楽しみ方をご紹介します。
リバースの再来
湊かなえさんの大ファンです。
文庫派なので遅れることもありますが、作品はほぼすべて読んでいます。

単行本を買っていなくてごめんなさい…。
湊さんの作品は映像化されることも多く、「リバース」のドラマが始まると知ったときも、観ようと思っていました。
でも

配役が思っていたのとなんだか違うんだよね…。
小説だけでなく漫画などでも、ドラマ化や映画化の際に、原作のファン達が配役にあれこれ言うのはあるあるですよね。
ただの主観なので、俳優さんには失礼な話です。(笑)
ということで、自分の勝手な違和感で、放送当時は観ていませんでした。
この「リバース」ですが、小説を読んだとき

最後の最後に超トリハダ!!
だったので、特に強烈に記憶に残っています。
終盤に差し掛かると、残りの分厚さを勘案して

そろそろあの件の話が出るかな。
とか

そろそろあの人の過去が明らかになりそうだね。
とか、色々予想しながら読み進めますよね。
それが「リバース」では、いわゆる「クライマックス」の場面が訪れないまま、どんどんページが少なくなっていって

もう終わっちゃうじゃん…。どういうこと!?
とモヤモヤしつつ

こういう話(終わり方)なのかな…。
と納得しかけた矢先、最後の最後で
だったのです。
あまりに唐突だったので二度見しました。
二度見どころか、10回くらいページを行ったり来たりして、確認しました。
そんな結末だったので、犯人はもちろん、話の流れも、伏線も、鮮明に覚えています。

そんな状態でドラマを観て面白いの?

はい。面白いんです!
小説が先かドラマが先か
「リバース」については、ドラマはまだ途中までしか観ていませんが、原作どおりではないところがたくさんあって、普通に楽しんでいます。
でも、推理小説に限って言えば、原作を忠実に再現し、まったく同じだったとしても
のが断然おすすめです。
過去に一度、ドラマを観て面白かったので、観終わった直後に小説を買い集めたことがあります。
三上延さん原作の
です。
ドラマは原作どおりの場面が多く、小説を読んでいると、その同じ場面の映像が浮かんできて、ついつい文字を読み飛ばしてしまいます。
その結果

少しずつ読んで楽しむんだー♪
と思っていたのに、あっという間に読み終えてしまい

あんなに楽しみにしていたのに…。
と、とても悲しい思いをしました。
ドラマは録画しておいて、観る前に先に小説を読めば良かったと、とても後悔しました。
そこで数年後、その反省を生かし、慌てて小説を買ったことがあります。
東野圭吾さん原作の
がドラマ化され、その第1話を観た直後です。
第2話までは1週間あるので

1週間かけて少しずつ読もう♪
とウキウキしていたのですが、案の定、懲りずに一晩で読んでしまいました。
子どもの頃から
ことが習慣です。
楽しみにしていた本は、少しずつ読もうと思うのですが、夢中になって、夜中まで読んでしまうという惨劇が度々起こります。
残りのページがどんどん減っていき

もうすぐ終わっちゃう…。もったいないよぅ…。
とすごく悲しくなるのですが、なかなかやめられません。
そんなこんなで「危険なビーナス」の小説を読み終え、第2話からは
で観ることになります。

この人は実は○○なんだよー。
と、ニヤニヤわくわくしながら、ドラマの展開を見守ります。
そして、映像は「読み飛ばし」することなく同じ時間をかけて観られるので、しっかりと2度楽しめます。
冒頭で犯人を明らかにした状態で話が進んでいく手法を「倒叙もの」と言いますが、ドラマだと「古畑任三郎」でお馴染みですね。
それとは違いますが、楽しみ方としては少し似ているかもしれません。
倒叙ものでドラマ化されて面白かったのは、大倉崇裕さん原作の
です。
小説の主人公とは似ても似つかないはずの、檀れいさんが、なんだかピッタリはまっていて、やっぱり宝塚出身の俳優さんは凄いなと思いました。
別のドラマで、犯人役で出演した、大地真央さんの迫真の演技が怖すぎてゾッとしたこともありますし、天海祐希さんの刑事役や弁護士役も大好きです。
ちなみに、犯人を当てるのが一番楽しいのは
です。
マリコさん(沢口靖子さん)は、いつまでたっても美しいですね。
おわりに
TVerで偶然見つけた過去のドラマを皮切りに、私のミステリーの楽しみ方を紹介しました。
子どもの頃からテレビっ子で、学生時代はドラマを一生懸命観ていましたが、最近は1クールにひとつ、または、まったく観ないこともあります。
今クールは断然
でした。
高畑充希さん、めっちゃいいですよね。
吉田鋼太郎さん、面白すぎますよね。(笑)
また昔のように、新ドラマをチェックして、面白そうなのは観てみるようにしたいなと思います。