毎年5月は愛兎の健康診断です。(といってもまだ2年目ですが…。)
今年の健康診断に行ってきましたのでご紹介します。
健康診断はいつから?
子どものうちは特に心配なことが多く、お迎えしてすぐの赤ちゃんの頃から
早く健康診断が受けたい!
と思っていた飼い主。
爪切りでかよっていた動物病院で
健康診断ってありますか?受けられますか?
ありますよ。でもまだしなくていいと思いますよ。
その後も行くたびにしつこく
健康診断はまだいいですか?
男の子なので1歳過ぎてからでいいですよ。
子どものうちは健康診断自体がストレスになることもあります。
知らないところに預けられて、自由を奪われたり、ちょっと痛いことをされたりして触りたくられる健康診断。
赤ちゃんうさぎにとっては、ただただ恐怖ですよね。
どこか悪いところがないか、悪いところがあれば早く知りたい、とは思いますが、特に問題がないのに、1歳未満で無理に健康診断を受けるのはよくないんですね。
それでも懲りない飼い主は、11か月のときにも
(11か月はもはや1歳!)
そろそろ健康診断は…?
と尋ねてみましたが
1歳「過ぎてから」でいいですよ…。
(何度も言ってるのに…。)
ほんとにしつこい飼い主なのでした。
人間の1か月とうさぎさんの1か月は全然違いますからね。
11か月のうさぎさんは、全然「ほぼ1歳」ではありません!
ということで、1歳2か月となる昨年5月に、念願の初めての健康診断を受けました。
ちなみに頻度は、若いうちは1年ごと、高齢になったら半年ごとぐらいが良いそうです。
健康診断の内容と結果
愛兎が受けている健康診断の項目は以下です。
レントゲン検査以外は一般的な項目です。
上記以外に超音波検査も受けられますが、超音波検査はうさぎさんにとっては過度なストレスになることもあるそうなので、レントゲン検査までにしています。
身体検査
身体検査はいわゆる視診・聴診・触診です。
獣医さんに、直接視て聴いて触って診察してもらえるとほんとに安心しますよね。
体重、体温、心拍数、呼吸数なども計測してくれます。
愛兎の今年の体重は1.145kg。体温は38.5℃でした。
呼吸数が多いのが気になりましたが「緊張のせいでしょう。」とのことでした。
健康診断に限らず、知らないところに預けられるだけで、うさぎさんにとっては「いつもと違う怖いこと」なんですね。
また、普段少し走り回って遊んだあとに、いつも激しくハフハフしていて「心臓が弱いのかな…。」と心配したこともありましたが、心雑音や呼吸音に問題はないようで、「しばらくたっておさまるなら大丈夫ですよ。」とのことで、安心しました。
血液検査
素人には全てを理解するのはなかなか困難ですが、アルファベットの項目がずらーっと並んだ血液検査の結果。
人間の検査と同じ項目もたくさんあります。
基準値を外れているものもいくつかありましたが、特に問題はないとのことでした。
ちなみに昨年も同様だったのですが、少し血液が濃いようでした。ひどくなると脱水ですね。
病院ではあまりお水を飲んでいないようで、それが原因ではないかと言われました。
通院の際に、飲まず食わずになってしまううさぎさんは結構いらっしゃいますよね。
愛兎も、キャリーではチモシーはちょこちょこ食べますが、お水を飲んでいるのを見たことがありません。
通院や健康診断には慣れてくれるといいなと思いますが、こちらも、できる限りリラックスできるより良い環境を作ってあげられるように、これからも日々勉強したいですね。
糞便検査・尿検査
人間と違って自分で症状を訴えることができない動物たち。
特に、自然界で弱者であるうさぎさんは、不調を隠す生き物です。
そんなうさぎさんが元気かどうかを素人が確認できる唯一無二の手立て。
それがうんちとおしっこですよね。
うさぎさんのおっきなうんちは、飼い主にとってはキラキラのダイヤモンド!
その自慢のうんちを集めて持って行きます。
おしっこは、スポイトと詰め替え容器を買っておくといいですね。
我が家では、健康診断の日の朝、いつものトイレ掃除をしたあと、トイレ砂を敷かずに待機して、出たてのおしっこを採取しています。
また、念のため、行きはキャリーにペットシーツをひかずに行っています。
昨年はこれが的中し、事前に採取した分もありましたが、キャリー内のホヤホヤおしっこもキャリーごと提出しました。
ちなみにお迎えの際には、ペットシーツをお忘れなく。
口腔内検査
うさぎさんは歯が命。うさぎさんにとって口腔内検査はとても大切な検査ですね。
愛兎はと言いますと、チモシーが大好きなことが功を奏し、見事A判定でした。
アゴが小さい品種は不正咬合になりやすいと聞きます。
高齢になってもチモシーをモリモリ食べられるおじいちゃんになれるよう、これからも歯には特に注意して見守っていきたいと思います。
ソアホックのこと
愛兎は昨年の健康診断のときからソアホックがあります。
足の裏の脱毛ですね。
室内飼いのうさぎさんは、ソアホックになることが大変多いそうです。
また、程度にもよりますが、ソアホックを予防するのはなかなか難しく、悪化していなければ特に治療は必要なく経過観察でよいそうです。
愛兎の場合も、踵に1ミリ四方ぐらいのタコのようなものがありますが、獣医さんによると「これぐらいなら普通ですよー。」とのことで、特に治療はしていません。
昨年ソアホックが発覚してから、敷物や床の状態など色々工夫をしてみましたが、治ることも悪化することもない状況です。
また、健康診断ではわざわざ毛をめくって写真を撮っていますし、家庭でも寝ているときなどにそっとめくってみるととても痛々しく見えるのですが、普段は毛がかぶさっていて靴下のような役割を果たし、本人は痛くないそうです。
ちなみに、屋外(とも限りませんが)の土の上で飼育されているうさぎさんがソアホックになることはほとんどないそうです。
そして自由に動き回れる広さも大切なんだそうです。
狭いところで動かずにジッとしていると悪化するんだとか。
人間の床ずれと似たような感覚なんでしょうか。
いずれにしても、本人が痛くないのであれば経過を見守ろうと思います。
土の上ではならないソアホック。
屋外は危険なので、大きな室内倉庫や駐車場なんかで、土を敷き詰めて暮らせるようにしてあげられたら最高なのかもしれませんね。
もちろん冷暖房完備で。
おわりに
愛兎の健康診断についてお話ししてきました。
うさぎさんの年齢や性格、普段の体調などを考慮した上で、できれば若いうちから健康診断を受けておきたいですね。
高齢になったときに若い頃のデータがあると比べることができます。
うさぎさんにとって過度なストレスにならない程度に、定期的に検査をしておけるといいですね。