2年ぶりのうっ滞で粉薬(シリンジ投薬)に初挑戦しました

うさぎ
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Noうっ滞記録を更新中だった愛兎ですが、先日2年ぶりにうっ滞になり

3日間も病院にかよいました。

その際に、はじめて

  • 粉薬

に挑戦しましたので、ご紹介します。

シロップ嫌い

うさぎさんがうっ滞になった場合、病院で

  • 消化管の動きを回復させる薬

を注射してもらいます。

また同時に、帰宅後の自宅療養に備えて、内服薬を処方してもらうことがあり、過去に2回ほど

  • シロップ(液体)

の薬をもらったことがあります。

シロップの内服薬は、投薬しやすく、最もよく使われているそうです。

甘い味がして好きな子も多いそうで、お皿からそのままペロペロとなめて飲んでくれる子もいますよね。

そんな、みんなが好きだと思われる飲食物に見向きをせず、天邪鬼なのが愛兎です。

食べ物にも環境にも、どちらかと言えば順応性があって、あまりこだわりが強い方だとは思わないのですが、甘いフルーツなどは、ほぼ食べてくれたことがありません。

人間用には買わないような、高級イチゴやメロンも、クンクンしてプイです。

噂の「うさちゅーる」(うさうさぴゅーれ?)も、若い頃に一度だけ買ったことがあるのですが、まったく興味を示しませんでした。

甘いものが苦手なのかな?

私はお酒を飲まないのでわかりませんが、お酒で言うところの「辛党」というやつなのでしょうか。

スイーツでも、甘すぎるのは苦手という人がいますよね。

またシロップは、ペレットなどの食べ物に混ぜて(染み込ませて)あげる方法もあります。

でもそうやって、湿気てしまったペレットは、どうやら嫌いらしいのです。

以前シロップをもらった際に、薬を染み込ませたペレットを何度か出してみましたが、なかなか食べてくれませんでした。

そこで諦めて、薬を混ぜずにそのままのペレットを出したところ、あっさり食べてくれたことがあります。

カリカリのしっかり乾燥したペレットが良かったのか、単に食欲が回復しただけなのかは不明ですが、基本的に、濡れている柔らかいものは、あまり好きではないようです。

ということで、シロップについては、味も形状(乾湿)もお気に召さないようで、使いこなせたことがありませんでした。

粉薬に挑戦

そんな、シロップがあまり向いていない愛兎に、今回は獣医さんが

粉薬にしてみますか?

と提案してくださいました。

どうやってあげるのですか?

ペレットにふりかけてみてください。

粉薬というと、そこそこ量があるイメージなので、味ですぐにバレそうです。

けれど、濡れていない(乾燥している)という意味では、うまくいくかもしれません。

帰宅後、獣医さんに指示されたその日の夜に

苦かったら食べないだろうね…。

と思いながらも、試してみることにしました。

実際の薬を見てみると

少なっ!

分包袋の隅っこの方に、ほんのちょびっとだけ粉が入っています。

たしかに体の大きさを考えると、これくらいの量になるのかもしれません。

そうなると、俄然期待がふくらんできて

これならいけるかも。

と、意気揚々とペレットにふりかけて出してみました。

けれど、ペレット自体がまだ食べられないのか、一切口をつけようとせず、薬が嫌なのかどうかはわかりません。

ここでふと、受付の方とのやりとりを思い出しました。

会計をして薬の説明をしてくださって、最後に

食べなかったら、お水に溶かしてあげてください。

と言われ

シリンジはお持ちですか?

と聞いてくださいました。

持っていますが使ったことはありません。

薬を受け取ったときは、ふりかけ方式であげるつもりだったので、シリンジを使うことはないだろうなと思いながら、軽い気持ちで答えました。

実際にはシリンジは、少しだけ試してみたことがあります。

けれど、中身は水だけで、飲んだというよりは、先に付いた水滴を少しなめただけといった程度です。

ちなみにシリンジは、病気になったときや、歳をとったときに備えて、何本か買ってあります。

準備だけは一丁前です。(笑)

ということで、ちょうど手元に道具がありますし、せっかくの機会(?)なので、試してみることにしました。

小さい方でいいかな?

と、超微量の粉薬を、これまた超少量の水(2ml)で溶かして、2.5mlのシリンジに注入しました。

点滴をしたこともあって、水自体を全然飲んでいない状態のときです。

水分は足りていて、多分飲まないだろうなと思いながら、顔の近くに差し出してみました。

すると、ツンツンして口を寄せてきて、飲みそうな雰囲気です。

慌てて少しずつ押し出すと、チョロチョロと飲み始めました。

そして最終的には、「もっと頂戴」と言わんばかりにグイグイしたり、「もっと出ないかな?」と甘噛みをしてみたりして、グビグビと飲むようになりました。

キュルキュルと音をたてて、なんともおいしそうに飲んでいて

苦くないの?

と、愛兎の味覚に疑念を抱くほどでした。

毎度、飼い主の予想を覆すファインプレイをみせてくれる愛兎です。

まったく期待していなかったのですが

  • はじめてのシリンジ投薬

が、あっさりと成功してしまいました。

感無量です。

ちなみに、薬が効き過ぎたのか、数日後から急に

  • 特大ビッグベン

になったので、慌てて投薬を終了しました。(笑)

おわりに

愛兎が2年ぶりにうっ滞になり、はじめてシリンジで粉薬をあげることになりましたので、ご紹介しました。

15時頃まで普通にチモシーを食べていて、16時のペレットを食べなかったので、特に調子が悪そうにはしていませんでしたが、軽症、または、ともすれば勘違いくらいのつもりで病院に行ったところ、意外と重症だったようで長引きました。

また体調が悪くなってからも、ペレットは全然食べなかったのですが、チモシーはちょこちょこと数本つまんだりしていたので、愛兎に限ったことかもしれませんが、食べているからといって安心できないなと思いました。

ちょうどお盆の頃だったのですが、かかりつけの病院が、通常通りの診察をしてくれていたのが幸いでした。

年末年始だったらと思うと

ゾッとします…。

ちなみに、ひさしぶりにシリンジを出してみて

そういえば介護(看護)食ってペースト状だよね。

と改めて思い出しました。

まだ愛兎は、ふやかしたペレットは食べたことがありません。

愛兎の天敵(?)である、濡れていて柔らかい食べ物です。

盲腸便はちゃんと食べるのに…。

大きいシリンジも、練習しておかないといけませんね。

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