
ついに念願のマイホームを新築しました。

住宅ローン控除で、はじめての確定申告ですね。
会社員の方の住宅ローン控除は
におすすめです。
理由を4つご紹介します。
以下の記事で、令和5年分の「確定申告書等作成コーナー」の解説をしています。
あわせてご活用ください。
理由1:初心者向けの情報満載
確定申告で、質問が特に多い項目として
が挙げられます。
そして、この中で
が
だったという会社員(給与所得者)の方は、とても多いです。
ふるさと納税は、ワンストップ特例制度があります。
医療費控除も、そこそこ金額が大きくないと、やろうという気にはなりませんよね。
でも、住宅ローン控除だけは別です。
1年目の1回だけ頑張れば、その後何年間も、年末調整で控除されます。
金額も大きいですよね。
ですので、住宅の購入は、会社員にとっては
数少ない機会になります。
そして、そんな方々のために国税庁が準備する
は、種類が豊富で、初心者向けに作られているものも多いです。
国税庁のサイトでは
のメニューから、税について調べることができます。

確定申告の項目には、ここ数年、毎年年末頃に新しい年のものが公開される
というページがあります。
ここでは
の3つが、ピックアップして案内されています。

昨年のものでも構いませんので、事前に見ておくといいですね。
パンフレットなどは、国税庁の
にあります。

所得税の確定申告なら
の該当年分に、すべての様式が集まっています。

住宅ローン控除なら
のところにあります。

ここでも
という案内が、新築と増改築それぞれに用意されているだけでなく
なんていうのもあります。
これ以外にも

私に関係あるかも…。
と、目に留まったリンクをクリックして頂くと
が見つかるかもしれません。
なんてったって、トップ3に入るメジャーな申告です。
がたくさんいますので、自分に当てはまる情報がきっと見つかるはずです。
少しだけ、斜め読みで構いませんので、クリックしてのぞいてみて下さい。
理由2:秀逸な入力補助機能
確定申告は、国税庁の
で行うのがおすすめです。
国税庁のサイトや、確定申告特集のページから開くことができます。



実はパソコン版は大昔(?)からあるサービスで、20年程度前に初めて使った記憶があります。
当初は
でした。
ところが、時代とともにどんどん機能が充実していき、今ではe-Taxで申告まで可能です。
そしてここ数年、目を見張るのが、秀逸な入力補助機能です。
必要な書類が示され、その画像が表示され
と案内されます。
源泉徴収票の入力画面でも

年末残高の入力画面でも

登記事項証明書を参照したり

登記事項証明書の内容を入力するときも

補助画面が表示され、導いてくれます。
そしてもちろん、複雑な計算は全自動です。
なんて悩む必要はありません。
確定申告書等作成コーナーは、例年1月初めに前年分の申告ができるようになります。
令和5年分なら、令和6年1月初めからしか使えません。
だからと言って、何もせずに待っている必要はありません。
確定申告の準備は、早いに越したことはありません。
前年分で構いませんので、とにかく一度操作してみて下さい。
「印刷して提出」(スマホの場合は「書面」)を選べば、郵送しない限り申告したことにはなりません。
嘘でもむちゃくちゃでも何でもいいので、とにかく何か選んで、何か入力して、進んでみて下さい。
源泉徴収票は、昨年のもの(令和4年分)でやってみるといいですね。
申告の流れがわかり、あっという間に疑問が解決すること間違いなしです。
住宅ローン控除は
のページにあります。

ぜひ一度
のボタンを押して、中を見てみて下さい。
いくつかの質問に答えるだけで、必要書類などが表示されるようになっています。

親からの贈与を購入資金に充てた場合などは、注意書きが出て、その対応も確認できます。


ちなみに、贈与税の申告も、同じ確定申告書等作成コーナーで行うことができます。

えっ?どこですか?

住宅ローン控除は、何税の話でしょうか?

所得税??

はい。最初の方で所得税を選びましたよね。
同じところで「贈与税」を選ぶことができます。

こちらも人気の制度で
がたくさんいます。
自分に合ったパンフレットを探し、作成コーナーも操作してみて下さい。
理由3:書類を集めるのは結局自分
確定申告書等作成コーナーの大躍進(?)によって、特別複雑な申告でない限り、確定申告において最も時間がかかるのは
になりました。
書類さえ揃えば、あとは入力するだけです。
集めなければならない書類の一覧を見て、いかがですか?

ほとんど手元にあるような…。

そうですね。
家を建てた(購入した)のは、つい最近です。
契約書などは、まだすぐ目につくところにある状態ではないですか?
登記事項証明書は、不動産番号が分かれば添付は不要です。
残高証明書も、もうご本人宛てに送られてきているかもしれません。
いずれにしても、源泉徴収票も含めて、最初に受け取るのはご本人です。
申告を税理士に頼んでも、結局書類は自分が準備して渡さなければなりません。
極論を言うと、パソコンの入力操作だけを、お願いしている状態です。
しかも、先ほど見て頂いた、秀逸な入力補助がある画面でです。

自分でやっても同じのような気が…。

そうですね。
それに、もしかしたら、ご自身の方が操作はお上手ではありませんか?
理由4:家のことを一番よく知っているのは?
ここ数年、住宅ローン控除は、たくさんの区分に細分化され、どんどん複雑になっています。
不特定多数の方から質問を受ける、税務署員や税理士にとっては、この区分ごとの、要件や必要書類を知っておくことがキモになります。
もしかしたら、すべての区分を、正確に詳細に網羅している人もいるかもしれません。

建築士と税理士のダブルライセンスです。
なんて人がいれば、よくご存知かもしれません。
確定申告書等作成コーナーの後半では、これらの区分について
という画面が表示されます。
合わせて必要書類も確認することができます。

この画面が表示された瞬間、選ぶのが速いのは
どちらでしょうか?
家を建てる(購入する)ときには、材質や機能など、色々悩んで比較して選びましたよね。
建築業者、設計士、大工さんなどに説明を受けて、複数の中からじっくり思案して作り上げた(決めた)家ではないですか?
建築中(検討中)には、住宅ローン控除の区分についても考えませんでしたか?
そんなご本人なら、2秒で選択できますよね。
一方、他人の場合、ご本人から提示された書類を確認し、ご本人に詳細を伺った上で、選択することになります。
自分なら、無言でクリックひとつですむことのために、建築業者から聞いた同じ話を延々としなければならないかもしれません。
膨大な時間と労力をかけて建てた(購入した)マイホームです。
調べものも、たくさんしたのではないですか。
絶対に、家のことはご本人が一番よくご存知です。
おわりに
会社員の方の住宅ローン控除が
におすすめである理由として
の4つを挙げました。
日本の主な税金は、申告納税制度といって
ことになっています。
自分自身が理解しておかなければ、あとで困るのは自分です。
年配になってから、情報が乏しい複雑な申告をする羽目になり

確定申告はやったことがないです…。
となると、かなり不安ですよね。
一度でも
というのは、今後、確定申告をしなければならない場面に遭遇したときに、必ず役に立ちます。
ご自身にとって、どの程度難しそうなら税理士に依頼するのかを、決める目安にもなりますね。
せっかくの
の機会を逃す手はありません。
ぜひ、はじめての自己申告に挑戦してみて下さい。
個別に自己申告のサポートをご希望の方は
をご利用下さい。