先日7歳の誕生日を迎えた愛兎に、うさ友さんがたくさんのプレゼントを贈ってくださいました。
その中のひとつ
が秀逸すぎたのでご紹介します。
愛兎の習性
愛兎には
という習性があります。
齧るのは、うさぎさんの本能ですので、皆さんが注意していることと思います。
愛兎の場合は、ホリホリしつつカミカミすることがあるので、毛玉ができやすい布製品は避けるようにしています。
なるべく齧りにくくて、齧ったとしても、大量の繊維を飲み込んでしまわないものが良いですね。
おしっこ対策で、たくさんの敷物や毛布などが必要になりますが、素材選びには気をつけています。
次にカクカク(マウンティング)ですが、愛兎はどちらかというと激しい方かもしれません。
人間の足が大好物ですが、ちょっとした高さがあるだけで、ところ構わずカクカクしようとします。
毛布をホリホリして、少し丸まった程度の厚みでもしますし、布製のボールはもちろんNGです。
布製品はかわいいものが多いので、懲りずに何度も挑戦してしまい、押し入れには、使いこなせなかったグッズがてんこ盛りで隠してあります。
切り株ベッドは、上から押さえつけてカクカクするようになってしまいましたし、かまくらベッドは、しつこく齧り続けます。


1~2年前には、愛用している敷物と同じ柄の、ペットベッドが値下げされているのを見つけ

今度こそ!
とウキウキで購入したのですが、2秒でカクカクしてしまい、一瞬で没収しました。
これでさすがに懲りて、それ以来、おもちゃも身の回りのものも
の一択です。
そしてもうひとつ、寝ころぶ場所についてです。
愛兎は基本的に
でしか寝ころびません。
数年前までは、フローリングでしか寝ころびませんでした。
そのため、マットなどを敷き詰めずに、あえてフローリングの隙間をあけていたほどです。
けれど、冬場にあまりにも寒そうで

お腹が冷えないかな…。
と心配になりました。
それで、全面を敷き詰めてフローリングを隠したところ、しぶしぶジョイントマットの上では寝ころんでくれるようになりました。
また、薄いカーペットやマットレス、ソファの硬めの座面などでも、ときどき寝てくれるようになりました。
けれど、座布団ですら、初見時にうっかり上に寝ころんで飼い主を大喜びさせましたが、その1回きりで、その後は頑なに床に寝ています。


ということで、ここ数年の愛兎は
となっていました。
ごろんクッション
そんな愛兎に届いたのが、こちらの「ごろんクッション」です。


めっちゃかわいいー!
と大喜びしつつ

齧ったりカクカクしたりしちゃうかもね…。
と、上手に使いこなせないのではないかとの心配もありました。
そんな一抹の不安を抱えつつ、愛兎に見せてみたところ

縁が絶妙な張り具合で、何度ハムハムしても全然齧れないようなのです。

すごい!
一方、これだけ厚みがあると、今度はカクカクの方が心配です。
けれど、カクカクしないどころか、ちょっと抱え込んでみて、できるかどうかの確認すらしようとしません。
大きさなのか、硬さなのか、はたまた素材(生地)なのか、理由はわかりませんが、カクカク問題も軽くクリアしてしまいました。
そうなると、ぜひ寝ころんでほしいところですが、座布団でもダメなくらいですので

多分寝ないだろうね…。
と、飼い主は諦めモードです。
実際に、初見の朝んぽでは、ホリホリしたりクンクンしたりするだけで、寝ころびはしませんでした。

やっぱりね…。
でも、気に入って楽しそうに遊んでいたので、そのときはそれで満足でした。

ところが、その日の夜んぽで

あっさり寝ました。

飼い主が、誘導したり勧めたりしたわけではないのですが、一目散にクッションのところへ行き、あっという間に寝ころびました。
その後も、何度も何度も寝ころびます。


愛兎は慎重派で、普段は
といったルーティンがあって、寝ころぶまでに少し間があります。
ところが、クッションに乗った瞬間に、同じ流れでそのまま寝ころぶことも数回ありました。
SNSなどでは、走ってきて、そのままの勢いで大胆に転がるうさぎさんを見ることがあり、楽しそうでいいなと思っていました。
そこまでではありませんが、愛兎のこんなスムーズなゴロンは

初めて見ました。
驚きの光景を前に

どうしてこんなに!?
と不思議に思い、クッションを、もう一度よく観察してみることにしました。
すると、中央部はかなり薄く、いわゆる床付き感があります。
これにより、柔らかい不安定なところが苦手で、硬いところでしか寝たがらない愛兎も、安心して寝ころぶことができたようです。
また、薄い中央部に対して、上述のとおり、外側の淵は分厚くてパンパンです。
そのため、中央部から外側へむかって傾斜ができています。
もしかしたらこの傾斜が、寝ころぶことを誘発し、また、その動作の補助的な役割をしているのかもしれません。



しかーも!
愛兎が硬いところでしか寝ないということは、人間も同じ場所で、撫でたり添い寝をしたりするということです。
ナデナデやスーハーは、人間にとっても癒しの時間ですが、長い時間硬い床に這いつくばっているのは、かなり体に堪えます。
けれど、愛兎がこのクッションに寝ころんでいると、人間も淵に腕や頭を乗せることができて

めちゃくちゃ快適です。
なんだかいい匂いもしますし、本当に魔法のようです。
あまりに秀逸なので、プレゼントをしてくださったうさ友さんに販売元を伺いました。
relaxingさんというハンドメイド作家さんの作品だそうです。
プロフィールを拝見したところ

やっぱり服飾関係のプロの方でした。
そして

やっぱりうさ飼いさんでした。
うさぎさんと暮らし、うさぎさんを観察し続けているからこそ
というアイデアがうまれます。
けれど、それを実際に思い通りに形にするのには、知識や経験や技術などが必要ですよね。
このクッションは、その両方を兼ね備えた、プロ(裁縫)× プロ(うさぎ)による匠の技が詰まった作品だったのです。
特に愛兎にとっては、形状も弾力も生地も、すべてがパーフェクトな至極の一品となりました。
この方のうさぎさんも

硬いところが好きなのかな?
などと思ったりしながら、愛兎とrelaxingな時間を過ごしています。
おわりに
誕生日プレゼントに頂いた、魔法のような
をご紹介しました。
クッションはもちろん素晴らしいものですが、なにより贈ってくださったうさ友さんに感謝です。
愛兎の習性を拡大解釈し、ここ最近は布製品を敬遠しがちでした。
けれど、歳をとると、寝ている時間が増えることになるはずです。
7歳を迎え、そろそろ専用のベッドやマットで、寝ころぶようになってほしいなと思っていたところでした。
また、この商品を見つけて
を選んでくださったのも、うさ友さんです。
おそらくサイズは、大きすぎると傾斜が変わるのではないかと思います。
ですので、愛兎が寝ころびやすい、最適なサイズを選んでくださったことになります。
ちなみに、クッションはSサイズで、愛兎の体重は1.1kg~1.2kgです。
そして柄は

とにかくかわいい!
です。
部屋の雰囲気に合わせて選んでくださったそうです。
品物選びはもちろん、サイズや柄を選ぶことも、これまた匠の技ですね。
作家さんとうさ友さん、おふたりの
のおかげで、愛兎も人間も、より快適で幸せな日々を過ごすことができるようになりました。
この度は、本当にありがとうございました。