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はがきサイズの写真用紙(光沢紙)を比べてみました:ELECOM・Canon・KOKUYO

雑記
雑記

愛用している、はがきサイズの写真用紙(光沢紙)のひとつが、このたび販売終了となってしまいました。

はがきサイズの用紙は、数年前に見つけた3~4種類の商品を適宜買い足して、目的に応じて使い分けています。

その中で

  • 写真用の光沢紙
  • 郵便番号枠なし
  • 厚手

のものとして、特に気に入っていたので、とても残念です。

これからも長く使える用紙を発掘すべく、数年ぶりに新たに探してみました。

特厚プラチナ紙(ELECOM):販売終了

このたび販売終了になってしまったのは、ELECOMの

  • プラチナフォトペーパー(はがきサイズ・特厚)

です。

ELECOM

厚さが0.267mmで、数年前に

  • 写真用の光沢紙
  • 郵便番号枠なし
  • 厚手

の条件で探していたときには、最も分厚い商品でした。

厚すぎてプリンタが対応していないかも…。

と少し不安になるくらいで、そういった注意書きがある商品もありました。

けれどこのプラチナ紙(ELECOM)は、問題なく印刷することができて、それ以来愛用しています。

はがき用紙というと、両面印刷ができて、宛名面に郵便番号枠があるものが多いですよね。

自分で作成したはがきを

  • 私製葉書

と呼びますが、実際にはがき(第二種郵便物)として送りたい場合は

  • サイズ
  • 重量

などが規格内であることと、宛名面に

  • 「郵便はがき」の記載

が必要だということが、内国郵便約款の第22条(私製葉書の規格及び様式)で定められています。

紙質や色にも決まりがあるそうですよ。

郵便番号枠自体は無くても構いませんが、枠を記載する場合は、その色が決まっています。

また、「郵便はがき」に代えて

  • POST CARD

と記載してもよいそうです。

ですので、郵便番号枠がある用紙の真の目的は、「郵便はがき」(または「POST CARD」)の印字の方なのかもしれませんね。

該当のはがき用紙をお持ちの方は、よく見て頂くと、もれなくいずれかの印字があるはずです。

私も、はがきとして差し出したい場合は、Canonの

  • 写真はがき・光沢

を使用しています。

Canon

厚さは0.224mmで、プラチナ紙(ELECOM)と比べると、かなり薄く感じます。

でも両面印刷ができますので、宛名面もきれいに作成できてお気に入りです。

もちろん郵便番号枠と「POST CARD」の記載があります。

Canon裏

ちなみに切手は、シール式の特殊切手が、かわいくておすすめです。

ということで、話がだいぶんそれましたが、探しているのは

  • 写真用の光沢紙
  • 郵便番号枠なし
  • 厚手

です。

使用目的としては

  • 封筒に入れて手紙として送る
  • 贈り物のメッセージカードとして同封する
  • プレゼントとして手渡しする
  • 飾っておく

といったことを想定していますが、できればはがきとしても使えるものにしたいです。

裏面の理想は、印刷ができて「POST CARD」の記載だけがある状態です。

旅先や美術館などで、お土産品として売っているポストカードで、そういうものを見かけますよね。

あれを作りたかったので

郵便番号枠はナシがいいね…。

と思っていました。

また、外国の友人や知人にも送るので、日本が好きな方なら、郵便番号枠や「郵便はがき」の文字に

うひょー!

と喜んでくれることもあるかもしれませんが、日本以外ではこの枠は使いませんので

この枠はなーに???

となりますし、メッセージを書くスペースを狭めてしまいます。

でも

そんなの無いんです…。

当時かなりしつこく探しましたが

  • 光沢紙

であることと

  • 厚さ

にこだわっていたことも難を極め、結局

  • 両面印刷
  • 「POST CARD」の記載

は諦めて、このプラチナ紙(ELECOM)に落ち着いたのでした。

薄いものや、マット紙ならありそうでしたが

そこは譲れません!

ということで、合わせて、郵便番号枠のある厚手のはがき用光沢紙も購入してしばらく使っていましたが、やっぱりこのプラチナ紙(ELECOM)が気に入っていました。

そんな紆余曲折を経てようやく見つけ、長らく愛用していた用紙ですので、このたび公式サイトで販売終了と出ているのを見つけたときは

ガーン!!

と、かなりショックを受けました。

家電量販店やネットショップなどでは、まだ在庫があるようですので、まとめ買いをしてもいいのですが、どのくらい買おうか迷います。

それに

いつかは無くなっちゃうんだよね…。

後継でより良い商品が出るかもしれませんし、プリンタやインクの性能は日々進歩します。

ということで、ここ数年新たな用紙のチェックをしていませんでしたので、今の段階で最良のものを、もう一度探してみようと思います。

写真用紙・光沢ゴールド(Canon)

我が家はプリンタがCanonなので、純正紙の

  • 写真用紙・光沢ゴールド(厚手・はがきサイズ)

を試してみました。

Canonゴールド

厚さは0.265mmです。

0.224mmの写真はがき(Canon)と比べると、厚さの違いがはっきりと感じられます。

たった0.041mmの違いなのに!

ただ、しっかり厚みがあるはずなのですが、プラチナ紙(ELECOM)と比べると、少し柔らかい気がしました。

また、紙の白さのことを

  • 白色度

と言いますが、白色度はプラチナ紙(ELECOM)の方が明らかに高いことが、一目でわかります。

白いところの色が全然違うね。

ただ私自身は、あまり白すぎる用紙が好きではなく、A4の普通紙なども、白色度が低めのものを好んで使っています。

一般に白色度が高い方が、美しくて上質という位置づけですが、印刷面の見た目は、この光沢ゴールド(Canon)の方が気に入りました。

単なる好みですけどね。

そして最大の特徴は裏面にあります。

Canonゴールド裏

写真の裏面でおなじみの、うっすらロゴが入っていて、紙質も超ツルツルです。

厚みのわりに柔らかく感じたのは、このせいかもね。

そして、パッケージの表面の目立つところに

  • 裏面には印刷できません。郵便番号枠は印刷されておらず、郵便はがきとしてはご使用になれません。

との記載があります。

「POST CARD」って書けばいけるんじゃないの?

郵便はがきとして使えない厳密な理由は

  • 裏面に印刷ができないこと
  • 郵便番号枠が印刷されていないこと

ではなくて

  • ロゴが入っていること

なのかなと思います。

もっと言えば、わざとロゴを入れることで、「郵便はがき」(または「POST CARD」)の記載をしないまま、うっかりはがきのつもりで差し出してしまわないようにしているのかもしれません。

また、ツルツルすぎて、消印が押せなかったりしても、紙質として規格外となるのかもしれませんね。

いずれにしても、大きさがはがきサイズであるだけで、あくまでも

  • 写真用紙

という分類なのだと思います。

そのため

見た目はとにかくめちゃくちゃきれいです。

色味も私好みですし、飾っておくのには最適ですね。

写真用紙・高光沢・厚手(KOKUYO)

もうひとつ試してみたのが、KOKUYOの

  • 写真用紙・高光沢・厚手(ハガキサイズ)

です。

KOKUYO

厚さは驚異の0.29mmです。

白色度も高く、とても白く見えますが、仕様によると

  • プラチナ紙(ELECOM):99%
  • 写真用紙(KOKUYO):98%

で、プラチナ紙(ELECOM)の方がほんの少しだけ白いようです。

プリンタ用紙というと、プリンタメーカーのCanonやEPSON、周辺機器でおなじみのELECOMやSANWA SUPPLY等の商品を目にすることが多いですが

KOKUYOのもあるんだね!

と、このたび初めて知りました。

KOKUYOといえば文房具です。

中でも、キャンパスノート(A6)は長年愛用しています。

ノート

A6最高!

そんな全幅の信頼をよせるKOKUYOの商品ですが、キャッチコピー(?)として、パッケージの左上に

  • 残しておきたい大切な写真に

という記載があり、主な使用目的は保存しておく(飾っておく)ことのようです。

けれど、パッケージ裏の「使用上のご注意」の欄には

  • 郵便はがきとして使用される場合は宛名面の短辺上部中央もしくは長辺右上に「郵便はがき」または「POST CARD」と記載してください。

と、至れり尽くせりの丁寧な説明がありました。

商品の別の使い方まで事細かに教えてくれるなんて

さすが文具メーカー!

ですね。

ちなみに裏面は、真っ白ですが、少しだけツルツルしています。

宛名は、油性ペンで書くのがよさそうですね。

おわりに

はがきサイズの写真用紙(光沢紙)として

  • 特厚プラチナ紙(ELECOM):販売終了
  • 写真はがき(Canon)
  • 写真用紙・光沢ゴールド(Canon)
  • 写真用紙・高光沢・厚手(KOKUYO)

を紹介しました。

厚さは、0.26mmを超えると厚手の部類に入るようです。

ほんの少しの差ですが、手にとって実際に触ってみると、厚みの違いをはっきりと感じることができます。

印刷の仕上がり具合はもちろんですが、紙質や色合いの微妙な違いなども、比べてみると面白いですね。

写真などを印刷するときは、別の用紙で試し刷りをして、プリンタの設定や画像そのものを何度もいじって、あーでもないこーでもないと悩んでみたりすることもあるかもしれませんが、一旦

  • 純正紙で
  • 推奨設定で
  • 画像はそのまま

で印刷してみるのがおすすめです。

純正紙が必ずしも良いわけではありませんが、プリンタを作ったメーカーの人が思う、標準的な美しさ(鮮やかさや色味など)を確認することができます。

その上で、もっときれいなのがいいなと思ったら、より良い用紙を使ったり、プリンタ設定や画像を変更してみたりするといいですね。

美しさは主観だしねー。

デジタルフォトフレームの方が、何百枚も見られて、美しく手軽ですが、紙のカードを作るのも楽しいので、機会があればぜひ試してみてくださいね。

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