
自分で確定申告をやってみようと思います。

「マイナポータル」から始めるといいですよ。
確定申告を
から始める方法をご紹介します。
スマホで確定申告
確定申告は、昨年あたりから
が主流になりつつあります。
少し前までは、パソコンでの申告が中心でしたが、ここ数年でスマホ向けの専用画面が徐々に追加され、令和7年1月(令和6年分の申告)からは、所得税のすべてについて、スマホ用画面が提供される予定です。
それどころか、パソコン用画面の方が、スマホ用画面に合わせて、デザインが統一されることになっています。
もはや
ではなく
という時代になってきました。
もちろん、従来からパソコンでの申告に慣れている方は、そのままで問題ありません。
けれど最近は、ほとんどのことがスマホで事足りるようになり、パソコンをお持ちでない方も増えましたよね。
また、確定申告に不慣れな方も、スマホならとっつきやすいのではないかと思います。
ということで
をお手元に用意して頂き、ぜひ確定申告に挑戦してみてください。
ちなみに近年は、確定申告会場でもスマホ申告が推奨されています。
わざわざ出かけていっても、お手持ちのスマホで申告するように誘導されます。
自宅でやるのと同じですので、自分で出来るようになっておきたいですね。

家で落ち着いてやる方がいいね。
マイナポータルからの始め方
スマホでの確定申告は、以下のような画面から始まります。

正式名称は
といいます。
令和6年12月現在では、画面の上部にあるように、令和6年分の申告はまだできません。
令和7年1月上旬公開予定となっていますが、おそらく1月6日(月)から使えるようになるのではないかと思います。
では仮に公開されたとして、何の準備もせずに、いきなりこのトップ画面を開いてみても

で?
となりませんでしょうか。
とりあえず「作成開始」ぐらいは押してみるかもしれませんが、もしかしたら、このトップ画面が見つけられなかったり、とにかく何をしたらいいのかわからなかったりするかもしれません。
そんなときにおすすめなのが
から始める方法です。
「確定申告書等作成コーナー」を開くルートはいくつかあり
などから、リンクを辿る方法もありますが
を活用し、順を追って進めていくことで、スムーズに確定申告を始めることができます。
マイナポータルは、確定申告以外にも様々な行政手続ができるため、既に利用している方もいらっしゃいますよね。
まだの方は、スマートフォン用の「マイナポータルアプリ」がありますので、公式サイトやアプリストア等からダウンロードして、インストールしてください。
アイコンは、マイナンバーの「マイナちゃん」です。

アプリを開くと、以下のような画面が表示されます。

ログインしなくても使い始めることができますので、登録がまだの方は、ひとまず「ログインせずに利用」から始めてみるといいですね。
「ゲスト」として自分のページが表示されます。

ログインする場合は、マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード(4桁の暗証番号)を入力し、カードの読み取りをします。




各人の利用状況によって画面表示は異なりますが、例として、以下のような「わたし」のページが表示されます。

それでは「確定申告」を始めてみましょう。
「ゲスト」または「わたし」の画面で、下に移動して頂くと、「おかね」というところに「確定申告」がありますので、こちらを押してください。

ログインしていない場合は、以下のような画面が表示されますので「確定申告全体の流れをみる」を押してください。

ログインしている場合は、進捗等に応じて準備状況が表示されます。
ここで「e-Taxで確定申告をはじめる」を押すと「確定申告書等作成コーナー」が開きますが、一旦、タイトルのすぐ下の「確定申告に必要な証明書等の ~(中略)~ 各種ウェブサイトとの連携」の後ろにある「詳細」を押してみてください。
すると、メッセージが出ますので「詳しく知る」を押してください。


以上の操作で、「ゲスト」の方も「わたし」の方も、以下のような「確定申告」の画面が開きます。

ここでは
の3件を、順を追って進めていけるようになっています。
1つ目の「確定申告について知る」には
の案内があります。

確定申告特集については、画面上は「令和5年分」と表示されていますが、最新のものが開くようになっているようです。
既に「令和6年分確定申告特集(準備編)」が公開されており、押してみるとそちらが開きました。
確定申告特集は、確定申告に関する情報が集約されている国税庁のサイトです。
ご自身に関係のあるところだけで構いませんので、まずはここから確認してみてください。
2つ目の「確定申告の事前準備をする」では、確定申告に必要な証明書について、マイナポータルとの連携を設定することができます。

連携が始まった当初は、取得できる証明書の種類がごくわずかで、活用している方はあまりいませんでした。
けれど、ここ数年で対象の証明書や利用者が随分と増え、大変便利になりました。

連携の設定は最初の1回だけで、データを取得しておけば、申告書の作成時には、読み込むだけで自動で入力されます。
入力ミスが防げますし

どこに何を入力したらいいの?
と悩む必要もありません。
証明書の種類によっては、日時を要するものもありますので、使用したいものがあれば、早めに連携の手続きをしておきましょう。
なお、連携をしなくても確定申告はできます。
発行主体によっては、手続きが煩雑だったり、時間や手間がかかったりする場合もあります。
今回無理をして、何が何でも連携しなければならないわけではありません。
初めての年に

なんだか面倒だな…。
と思っても、数年後に

知らないうちにめっちゃ簡単になってる!
ということもあります。
今回はまずはひとつだけ、ということにしておいて、徐々に増やしていってもいいですね。
それではいよいよ3つ目の「確定申告書を作成・提出する」です。
「確定申告書等作成コーナー」を押すと、例のトップ画面が開きます。



ようやく最初の画面か…。
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも、何も準備をしないまま、いきなり開いてみたときよりは、出来そうな気がしませんか?
マイナポータルでしっかりと準備をしてから始めると、申告書の作成自体は、あれよあれよという間に進んでいきます。
確定申告は

準備が命!
です。
年内に準備をしておいて、年明けの早い時期に申告を終えられるといいですね。
おわりに
ここ数年で、主流となりつつある
について
から始める方法をご紹介しました。
自動で入力された内容を確認するだけの
となる日が、いつか訪れるといいですね。