2023年1月31日に
がリニューアルされました。
神戸市の図書館システムは、通称
として、市民に愛用されています。
もちろん私も頻繁に利用していて、今回のリニューアルを楽しみにしていました。
さっそく使ってみましたので、新機能とともにご紹介します。
Myライブラリ
K-libネットのメインは「蔵書検索」ですが、リニューアル前から「マイページ」というサービスがあり、自分の専用ページで
などができる機能がありました。(正式名称は忘れました…。)
貸出状況の確認では、今借りている本の情報と返却日が確認できました。
予約の機能はとても優れていて
といったことができました。
お気に入りには、気になる本を登録して使っていました。
行政サービスなのですべて無料です。

住民税は払ってるよ!

そうですね。住民税をはじめとする地方税は、地域の行政サービスを受けるための会費のようなものです。(余談)
とにかく無料でこれだけのことができて、充分有難かったのですが、たったひとつだけ不満がありました。

過去に借りた本がわからない…。
そうなんです。
貸出履歴の機能がなかったのです。
自分の本棚や読書履歴は、個人情報に値するほど(!?)のプライベートなものです。
見られたり知られたりしたくない人もいますよね。
そこはさすがの神戸市。個人のプライバシーをApple並みに(?)守ってくれます。
ということで、ショッピングサイトなどでは当たり前のようにある「履歴」の機能は、設けられていませんでした。
もちろんデータは管理されていますので、図書館で聞くと教えてもらえるようになっていたようです。

読書管理アプリなどで、自分で記録しておけば良かったですね。

そうしてたんだけど、ときどき忘れちゃうんだよね…。
ということで、長い間「あったらいいな。」と思っていた貸出履歴の機能。
これが新たに追加されるということを、リニューアル前のお知らせで知ることになります。
そして待ちに待ったリニューアルの日。
名称も新しくなった「Myライブラリ」がこちらです。


これから「借りたことがある資料」のところに記録されていくんだね!

ちょっと待って下さい。利用者情報の一番下に「貸出履歴」「残さない」とありますよ。

えっ、どういうこと!?
新たに追加されたこの貸出履歴の機能ですが、「残す」か「残さない」かを選べるようになっていました。
しかも初期設定は「残さない」になっていて、利用者情報の設定で、自分で「残す」にチェックを入れない限り、履歴は残らないようになっていました。
情報管理には、どこまでも念には念を入れる鉄壁の神戸市。

有難く思いながら、「残す」にチェックを入れて設定完了です。

いつも丁寧な対応、ありがとうございます。
Myライブラリには、新たに「本棚」の機能もできていました。
100冊までの本棚を10個も作ることができます。

「うさぎ」の本棚作らなくちゃ!
これからも楽しみです♪
図書館カード
神戸市の図書館で本を借りるには図書館カードが必要ですが、図書館カードが作れるのは
の人です。
上記以外の人は、神戸市民が保証人になると、図書館カードを作成することができます。
隣接市町は
です。
逆に神戸市民は、以下の市町で、図書館カード(利用券)を作成して本を借りることができます。
また、神戸市の北区在住の場合は
の図書館も同様に利用できます。
そして今回、この図書館カードも色々と新しくなります。
まず
を図書館カードとして利用できることになりました。
また
にすることもできます。
もちろん元からあるカードも引き続き使えますので、自分が使いやすいものを選ぶといいですね。
なお、今まで図書館カードを作る際は、図書館で貸出券申込書に記入しなければなりませんでしたが
の機能も新たにできました。

どんどん便利になっていくね。
おわりに
図書館については、作家の方などと利害が相反し、様々な意見や問題もあります。
一般的な価格の新しい人気の本で、何十人も順番待ちをしているのを見ると、そこまで読みたいなら買ったらよいのではないかなと思いますが
という本があると

図書館にあるかも!
と一縷の望みを抱くことができます。
以前、数万円する動物の医学の専門書で、うさぎに関するところを数ページだけ見たかった本が、図書館にあることを「蔵書検索」で知りました。
所蔵する図書館に行って聞いてみたところ、表には並んでいなくて、裏の書架から出してもらって読むことができました。
図書館に行くと、インターネットで注文できなくなっている本が普通に並んでいたりします。
何気なく借りて帰った本が面白かったので買おうと思ったら、もう売っていないこともよくあります。
図書館や古本屋さんに反対の方もいらっしゃるかもしれませんが、古い本については、許してくれるといいなと思います。