先日やった
が楽しすぎて、外国でもやってみたくなりました。
ドイツとイタリアならいくつか塗れるかな。
それぞれの国の地理を学びつつ、地図を作成しました。
ドイツの地理を学ぶ
ドイツは連邦制で、16の州があります。
県に相当するのは「行政区」という区分のようですが、行政区は、ある州とない州があります。
さらに細かく、郡や市町村で分類すると、100地区以上になってしまいますが、州だけだと少ないので
で色分けすることにしました。
州の一覧は以下です。
このうち、県がある州の、それぞれの県は以下です。
県がない12州と、県がある4州の19県の、合計31地区を色分けしてみます。
ドイツ連邦共和国大使館・総領事館のサイトに、各州を紹介するページがあり、州のHPへのリンクもありましたので、各県については、それぞれの州のHPで確認しました。
例えば、Baden-Württembergのサイトには
なるものがあって、各地の情報を調べることができるようになっていました。
今はWebページは一瞬で翻訳できて、簡単に必要な情報を見つけることができるようになりましたね。
そんなこんなで、完成した私のドイツ地図がこちらです。
住んでいたのは
ですので
が唯一の「居住」です。
同じ県内にある
には、日帰りで行ったことがあります。
BonnはKölnから近くて、ドイツ人のルームメイトが、Bonnの会社に通勤していたことがあります。
Bonnはベートーヴェンでも有名ですよね。
Aachenはドイツの端っこで、温泉が有名です。
Aachenからの帰りには、方角を誤って、うっかりオランダに入ってしまったこともあります。
お隣の
は「宿泊」です。
中心都市は
で、日帰りで遊びに行ったり、友人宅があって泊まりに行ったりしました。
少し離れて
には
があります。
フランクフルト空港があって、ヨーロッパの旅行や留学では、起点や終点になることも多いですね。
私も出入国はFrankfurtで、それ以外に、家族が遊びに来たときに、迎えに行くついでに一泊して観光しましたので「宿泊」です。
最北部の
には友人がいて
を案内してくれて
にも連れて行ってくれました。
Kielはドイツでは数少ない、海が見られる地域です。
Hamburgも港町として有名ですよね。
Lübeckに行った日は特に天気が良くて、建物と空のコントラストがとても美しかったです。
東部の
は
に行ったことがあります。
旧東ドイツの中で、唯一行ったことがある都市です。
Kölnからの日帰り旅行では
の
に行ったことがあります。
皆様がよくご存知の「ブレーメンの音楽隊」の地ですね。
そのほかにも
にある
や
にある
にも行きました。
ドイツは、住んでいたのに、首都のBerlinにも、有名なMünchenにも行ったことがありません。
また、名所が点在し観光ルートとしてお馴染みの
も南部で、こちらにも全然行ったことがありません。
塗り分けてみて、改めて
なんて残念な地図!
と思いました。(笑)
イタリアの地理を学ぶ
イタリアには、20の州があります。
県(県相当も含む)で分けると100を超えるようなので、州で色分けしてみることにしました。
州の一覧は以下です。
ラジオ講座のテキストに、地図と合わせて
が掲載されているページがありましたので、そちらを参照しました。
私のイタリア地図はこちらです。
ドイツとは打って変わって、大都市や観光地(南部を除く)をおさえた「The イタリア旅行」という感じの色分けになりました。
4大都市として有名な
は、それぞれ
の州都です。
そのほかには、Firenzeと同じToscana州にある
と
にある
にも行ったことがあります。
イタリア国内にある別の国として有名なのは、Romaにある
ですが、もうひとつ、Emilia-Romagna州とMarche州の境にある
にも行ったことがあります。
Milanoはおしゃれな大都会です。
冬に行ったのですが、暗くなるのがすごく早くて、地図は得意なはずなのに、夕方に街中を歩いたときに迷いました。
Veneziaへは訪問のみで、船で渡りました。
イタリアの景色で、とにかく一番好きなのがFirenzeの街並みです。
この記事↓のアイキャッチに使用した
この景色↓は有名ですね。
近くで見ると
Duomo!
本当に美しい街ですが、長くFirenzeに暮らしていた方は
蚊が多くて大変よ。
とおっしゃっていました。
Romaでは、道端で地元のおばあちゃんをつかまえて、イタリア語会話集を開き
アナタノナマエハナンデスカ?
などと、今思えば
なんでそれ!?
という、旅先で出会った人とする会話ではない例文を読み上げ、でもおばあちゃんは
私の!?
と驚きつつも、丁寧にゆっくりと名前を教えてくれました。
そのあと、私のポケットを指さして
ファスナーをちゃんと閉めなさい。
と注意してくれました。
Romaはスリが多いことで有名です。
イタリアに行くに際して、上着を新調したのですが
を条件に選んだダウンジャケットでした。
そしてそのポケットに、当時の日本で携帯電話の主流だった、2つ折りのガラケーを入れていました。
電話やその他の通信はできない状態で、ただの時計代わりです。
当初は時間を確認するたびに、ファスナーを開け閉めしていたのですが、面倒になってファスナーを開けっ放しにしていました。
ガラケーは、今のスマートフォンのように高価なものではありませんし、これまた当時主流だった「0円携帯」です。
最悪落として無くしてしまってもいいと思って、ファスナーを開けておくことにしたのでした。
ちなみに、紛失した場合のことを考えて、個人情報は消してありました。
そんな紆余曲折を経て、開けっ放しにすることにしたのですが、おばあちゃんは心配して注意してくれたのでした。
そして
私なんてほら!
と、自らのコートの前を開いて、中を見せてくれました。
コートの下には、2つの斜め掛けのバッグ(ポーチ)が、バッテンの形で厳重に収められていました。
そして再度コートの前を閉め、両手で左右のポケットのあたりをポンポンとして、得意げにニコっと笑いました。
地元の人でもこんなに警戒するほど、危険なのだなと思いました。
旅行者は狙われやすいですし、おばあちゃんも言わずにいられなかったのかもしれません。
心のこもった温かい忠告を有難く思い、その後はファスナーをきちんと閉めて、残りの旅を楽しみました。
地域にもよりますが、外国に行く方はくれぐれも気をつけてくださいね。
おわりに
ドイツとイタリアの地理を学びながら、行ったことがあるところを色分けした地図を作成しました。
州の区切りが入っている白地図に、県別になっている地図や路線図を重ねて、県境を引いたり色を塗ったりして作っていきました。
州名や県名も、ひとつずつ自分で書き入れました。
生成AIで簡単にできるんじゃない?
そうですね。
行ったことのある都市名を挙げて、州別や県別で色分けするように指示すれば、一瞬で地図は出来上がったかもしれません。
でも
こんなに楽しいこと、絶対にやらせてあげないよ!
時間をかけて自分で作ったおかげで、州名や県名をはじめ、各都市の正式名称や綴り、位置関係などを、改めて確認することができました。
そして何よりとても楽しかったです。
ドイツの地名は、読み方も綴りも、だいたい自分が思っているのと合っていて、比較的速く読み書きできましたが、イタリアになると
えーっと…なんだったっけ??
と何度も確認し直して詰まることが多く、時間がかかりました。
イタリア語の勉強も続けていますが、まだまだドイツ語の方が優勢のようです。
イタリア語の地名もスラスラ読み書きできるように、そしてドイツ語を忘れないように、地図や写真を見返して、引き続き学んでいきたいですね。