うさぎの未来にのぞむこと:卯年のジレンマとうさ飼いの本音

うさぎ

卯年キター!!

ついにやってまいりました2023年。12年に一度の卯年です。

昨年2022年の年明けから

来年はうさぎどし♪

と待ち遠しく思っていました。

反面、春先頃からSNSなどで、不穏な話を耳にするようになりました。

前回の卯年(2011年)のときに

  • うさぎがブームになり
  • うさぎを飼う人が激増したけれど
  • 保護うさぎも増加した

という話です。

衝動的にお迎えしてしまい、一緒に暮らし続けることができなくなってしまった人が、例年より多かったのですね。(少なくても「例年」いることは悲しいですが…。)

ちょうど同じ内容の記事が、先日の神戸新聞に載っていました。

母がわざわざ切り抜いて保管してくれていましたので、この件について書きたいと思います。

普段は「お迎えする」「暮らす」と書くことが多いですが、今回は「飼う」という表現を使用します。
気になる方がいらっしゃいましたら、ご容赦下さい。

記事の内容

神戸新聞の記事はこちらです。

うさぎの保護活動をしている方に話を聞いています。

保護うさぎの実情に続き、うさぎが

  • 飼いやすいと誤解されていること
  • 本当は飼うのが難しいこと

を、例を挙げて説明しています。

また、うさぎを飼うことができる条件の一例として、里親の審査についても書かれていました。

保護ウサギの里親を探す際は、飼育する部屋の温度管理ができるか▽病院にすぐに連れて行けるか▽医療費や空調費を支払えるか-などの条件で厳しく審査するという。

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」 (神戸新聞NEXT) より

ちなみに、ひとつ訂正したいところがあります。

「犬猫のように懐くわけでも、しつけられるわけでもない。ウサギは決して飼いやすい生き物ではない」と念を押す。

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」 (神戸新聞NEXT) より

とありますが

懐くし、しつけもできるもん…。

「懐く」と「しつけ」がどの程度かの判断は人それぞれですので、「訂正したい」と書きましたが、保護団体の方の話や、記事そのものに、誤りや文句があるわけではありません。

くま税理士
くま税理士

「訂正」は誤りを正すことですよ。

そ、そうだね…。じゃあ「修正」または「補足」ということでお願いします。

蛇足…。(閑)

話を戻しまして、「懐く」と「しつけ」についてですが、私は愛兎と意思疎通ができていて、懐いてくれていると感じていますし、トイレもちゃんとできるようになりました。

なんでもすぐに噛もうとしますが

噛まないでー。

とお願いをしたらやめてくれます。

警察犬のように訓練された状態を「しつけができている」というのであれば、さすがにそこまではうさぎには難しいです。

けれど、「懐く」かどうかについては、うさぎに限らずどんな動物も、飼い主や世話をする人と、一緒に過ごした年月に応じて信頼関係が築かれていくものだと思います。

SNSでは、名前を呼ぶと走ってとんで来たり、信じられないぐらい甘えん坊のうさぎさんも見かけます。(とても羨ましいです。)

ラビットホッピングができるうさぎさんもいますし、飼育経験が豊富な方の投稿を見るといつも勉強になることばかりです。

なので、飼育歴4年半余りの私の独断と偏見ですが

うさぎは懐くし、しつけもできます。

記事の後半では、うさぎの人気が高まっていることと、前回の卯年の状況を、数値を用いて説明しています。

大阪府の動物愛護管理センターの保護件数の推移にも触れ

担当者は「これほどの動きがあったのは初めてで、干支の影響を考えざるを得ない。23年も似たようなことが起こるのでは」と懸念する。

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」神戸新聞NEXT) より

とのことです。

最後には

兵庫県内の動物愛護センターは犬猫以外の動物を受け付けていないため、統計がないという。

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」神戸新聞NEXT) より

とありました。

ほかの都道府県の方、ごめんなさい…。

犬猫以外を受け付けている皆様、ありがとうございます。

知らずに飼うとこうなります(実体験)

さて、ここまでうさ飼いとして、偉そうに物申して参りましたが、実は私は、お迎え前に調べたり検討したりすることが十分できておらず、知識が不足していました。

幸いこれまで一緒に暮らし続けることができていますが、お迎え直後は案の定、抱っこができないなんて思いもよらず

思てたのと違ーーーう!!

となり、毎日のお世話に四苦八苦です。

また、子どもの頃は細心の注意が必要で、この時期に急死するうさぎさんは多いです。

そんなこととは露知らず、のんきに試行錯誤をしていた飼い主に、生き残る方に選ばれる愛兎を巡り合わせてくれたウサ神様には、感謝してもしきれません。

初めてのうさぎさんが、理由もわからずわけもわからず、お迎え数か月で急に亡くなってしまっていたら、と思うと本当に怖いです。

立ち直ることができず、二度と動物は飼わないと思ったかもしれません。

きちんと正しい知識を身につけて、覚悟を持ってお迎えするべきでした。

その後、ペレットを食べ放題にしていた子どもの時期を過ぎ、時間を決めて少量ずつあげるようになると

もしかして、ペレットの時間に絶対家にいなくちゃいけないのでは…。

と気づき、長時間の外出ができないことを思い知ります。

ちなみに、コロナ禍と重なり理由が曖昧になっていますが、私は元々うさぎのためにコロナ前から

Stay at home!

です。

そしてそこから2年後、愛兎の初めての体調不良によって、地獄の一夜を過ごすことになります。

このときに、具合が悪くなったときの恐ろしさを身をもって体験し、2歳半になってようやく、うさぎを飼うのは大変なことだと理解することとなりました。

その結果、食事の状況を数時間置きに見張り、さらに家に引きこもることになります。

病気や高齢で介護をされている方は、食事やお世話の間隔がもっと短くて、全然目が離せませんよね。

特に自分自身が熟練者である方は、家族がいても同等のお世話ができるとは限りませんので、本当に身動きがとれないのだろうなと思います。

うさぎは、3~5歳が最もお世話がしやすい時期だといわれています。

愛兎は今年5歳になります。

これからが本番です。

うさぎを愛する者のジレンマ

さて、記事の保護団体の方のように、卯年のこの状況を憂ううさ飼いさんや保護活動をされている方々は、一生懸命

うさぎは飼いやすくないよ!

と呼びかけることになります。

うさぎのことを愛しく思うあまり、里親の審査や友人知人への助言は厳しくなりがちです。

でもみんな決して「飼わないでほしい。」と思っているのではありません。

私も、もし友人にうさぎを飼うことについて相談されたら、まず下記の動画を観てくれと言います。

獣医が教える【うさぎ飼わないほうが良い5つの理由】#100 うさぎの飼い方Vol.51

うさぎちゃんねるさん(YouTube) より

サムネイルで「飼うな」と言ってしまっていますが、心の中では

うさ友さん大歓迎。わくわくドキドキ。

と思っています。

うさぎの飼育難易度を正確に知った上で、お迎えすることを選んでくれるといいなと、期待に胸を膨らませています。

厳しいことを言う人もいるかもしれませんが、決して飼ってほしくないのではありません。

同じ難題に取り組む仲間になってほしいと思っています。

うさぎを飼って、愛兎はもちろんですが、うさ友さんと出会えたことも、人生において本当に幸せな出来事だと感じています。

心の底から、飼ってほしい、同じ幸せを味わってほしいと思っています。

条件緩和のための布教活動

先日、旅行通の友人と「一緒に○○に旅行に行きたいね。」という話題になりました。

今は行けないので、先に行ってきて下さい。

うさぎさんは預けたりできないの?

うさぎを預けることができるかどうかは、主に

  • 預ける人(場所)のうさぎ熟練度
  • うさぎの性格
  • うさぎの種類

に左右されます。

例えば

  • 出身のうさぎ専門店に
  • 外出が大好きな
  • ロップちゃん(超元気な3歳)

なら、預けることができる可能性が高いと思います。

一方、愛兎はというと、自身のスペックが

  • 外出が超苦手な
  • ネザーランドドワーフ

という二重苦です。

前述の獣医さんの病院では、術後の対応で、ネザーランドドワーフは極力預からないようにしているとおっしゃっていました。

種類の時点でアウト…。

ネザーランドドワーフは性格が繊細な子が多く、自宅以外では食欲がなくなって、外泊をすると体調を崩す場合が多いそうです。

となると、愛兎の場合は、自分の家に来てお世話をしてもらう方法でなければ、預けられないことになります。

そこで考えた飼い主は

近くに信頼できるうさ友さんがいたら、お願いできるかも!

と企み、自分のために、親族や友人にうさぎを飼うことをしばしば勧めることになります。

でも今のところ全敗です。

相談されたわけではなく、こちらから勧めているので、厳しいことは何も言っていません。

ただ

かわいいよー。飼いなよー。

と言ってみただけです。

でも私が「この人がうさぎを飼ってさえいたら安心してお願いできる。」と思うような、人としては信頼度抜群の人達です。

言われなくてもこっそり調べて、大変だということを知り、「今は」飼わないという選択をしたのだと思います。

愛兎のYouTubeやSNSでも、「うさぎを飼いたいけど今は飼えない」という方に、観て頂いたり、いいねをして頂いたりすることがあります。

お迎え直後の無知な私より、よっぽどうさぎのことをよく知っていて大切に思っている方々だと思います。

「今は」飼えないだけで、将来のうさ友さんです。

お迎えの日が来ることを楽しみにしています♪

うさぎの未来にのぞむこと

記事に

ウサギの飼育や保護に関する統計データは少なく、実態は明らかではない。内閣府が10年に実施した世論調査では、哺乳類の中では犬と猫に次いで3番目に多く飼育されているが、その数は犬の15分の1に満たない。

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」神戸新聞NEXT) より

といった記述がありました。

結局少ないってことだね。

少ないから飼うのが難しく、飼うのが難しいから少ないのです。

デフレスパイラル??

ですので、まずは単純に

  • うさぎを飼っている人

が増えてほしいです。(もちろん、現時点での正しい知識を持った上でお迎えしてほしいです。)

そうすると、長い年月がかかるかもしれませんが、おそらく

  • うさぎを診られる動物病院
  • うさぎの病気や医療の情報

も増えます。

近くに病院がなくて飼えなかった人も、安心して飼えるようになりますし、夜間診療や往診に特化した病院も増えるかもしれません。

うさぎを診られる病院や、うさぎの医療情報が少ないことは、うさぎを飼うことが難しい原因のひとつであり結果でもあります。

時間帯の制限が減ると、仕事の都合で飼うことができなかった人も、飼えるようになるかもしれません。

そうしてまたうさ飼いさんが増えると、今度はうさぎを預けられる

  • ペットホテル
  • ペットシッター

なども増えて、飼うことを難しくしている要因が和らいでいきます。

するとまた飼う人が増えて

  • うさぎの食べ物
  • うさぎの生活用品

なども、より良いものが出てきそうです。

  • うさぎ専用の医療機器

なんかも、開発が活発になるかもしれませんね。

犬猫と同じような状況になれば

  • 抱っこできない
  • 完全草食性

といった生態特有の難しさ以外は、解消していけるのではないかと思います。

また、上記のように増えていく過程と並行して

  • うさぎは飼うのが難しいという前提で飼う動物

ということが、みんなの常識になってほしいです。

大型犬を飼ってるの。

と聞けば

散歩が大変そうだね。

となりますし

爬虫類を飼っているよ。

と聞けば

食べ物が大変そうだね…。(生きた動物…?)

となりますよね。

同じように

うさぎを飼っています。

と言ったら

えー!!飼うの難しいんだよね。

抱っこできないなんて信じられないよ。

と返されたいです。

もちろん

めちゃくちゃかわいいけどね。

も付け加えて頂いて構いません。(笑)

寿命についても、記事に

適切に飼えば10年以上生きるとも言われるが、最近は高齢の飼い主から「飼いきれない」と相談されることも増えており「飼う前に10年先の自分の生活も想像して、本当に一緒に暮らせるかをよく考えてほしい」と訴える。

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」神戸新聞NEXT) より

とありました。

今のところ、適切に飼育すれば14歳まで生きられるようです。

生態についても、研究が進んで、もっと多くの人に知られるようになると嬉しいですね。

おわりに

卯年にまつわる新聞記事をきっかけに

  • 知識不足でお迎えした実体験
  • うさぎのことを聞かれたときの本音
  • うさぎの未来にのぞむこと

を書きました。

私も含め、うさ飼いさん達は

  • 人気が出てきた
  • 増えてきた
  • 3番目だ

と持ち上げられる一方で

  • データは少ない
  • 実態は明らかではない

と言われることに、慣れてしまっているかもしれません。

でも、うさぎを飼っている人が増えることは、飼うことの難しさを緩和することに繋がりますし、なにより、皆様が愛するうさぎのQOL向上に寄与します。

適切な飼育方法を知った上でお迎えする人を、増やしていけるといいですね。

うさぎを愛する人は

みんな、なかーま(仲間)!

です。

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