神戸では昨日まで
が開催されていました。
世界中のアスリートが、すぐ近くに来ています。
絶対行かなきゃ!
観戦記をご紹介します。
観戦記と公式大会プログラム
開催地は、以下の記事でも紹介したユニバー記念競技場です。
車なら10分足らずの距離ですが、通行規制があったり混んでいたりするかもしれないと思い、公共交通機関で行くことにしました。
最寄り駅は、神戸市営地下鉄の総合運動公園駅です。
駅を出ると、大きな看板やチケットブースがあって、にぎわっていました。
競技場までの道は陸橋になっていて、天気が良いと絶景です。
道は3分の2くらいのところで区切られて、選手と一般客の通路が分かれていました。
選手には集中してもらいたいですし、特に試合前は絶対に迷惑をかけたくないですよね。
警備員もたくさん配置されていて、安心して移動できる環境が用意されているようでした。
道中では、噂のモバイルトイレも見つけました。
外国では、日本のトイレのウォシュレットや音姫のことがよく話題になりますが、このモバイルトイレでも、技術力をアピールできていたら嬉しいですね。
競技場に入ると、メダルが飾ってあるのを見つけました。
そして、ウキウキでグッズ売り場に行くと
めっちゃ売り切れてる!
前半のうちに来場したのですが、既に半分くらいのグッズが売り切れていました。
私がいちばん欲しかったのは
です。
こちらは、まだ数があって、購入することができました。
表紙には
が付いていて、全ページ(広告ページを除く)に
が付いています。
Uni-Voiceは、JAVIS(特定非営利活動法人日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発した、印刷物などの文字情報を、専用アプリなどを使って音声で聞くことができるものです。
スマートフォンのアプリは、以下のようなアイコンです。
アプリを起動して、コードを読み取ると、音声を聞くことができます。
視覚障がいのある方はもちろん、文字が見づらくなってきた高齢の方や、聞くとわかるけど読むのは苦手だという外国人の方にも役立ちそうですね。
フリガナがないと結構辛いのよね。
日本人でも漢字が読めないこともあるしね。
プログラムを購入すると、1冊に1つピンバッジが付いてきました。
それと、辛うじて5本程度残っていた扇子も一緒に購入し、シールももらいました。
競技場に入ると、バックスタンドに座った小中学生の子達が、大きな声で応援していて、とても盛り上がっていました。
手前で行われていた走り幅跳びでは、選手の助走に合わせて手拍子をし、着地後は「おぉ~!」と大歓声です。
奥の投てき種目でも、投げるたびに拍手や歓声があがっていました。
トラックでは、スタート前は静寂に包まれ、走り出すとまたまた大歓声です。
車椅子のレースを、はじめて間近で観て、とても興奮しました。
パラ陸上は、アルファベットと2桁の数字で、細かくクラスが分けられています。
身体操作はもちろん、義足や車椅子や、そのほかの用具の巧みな使いこなし方には本当に驚きます。
スタートダッシュが難しい義足では、後半は跳ねるようにものすごいスピードで進んでいきます。
車椅子も、加速がつくと、あっという間に通り過ぎていきます。
パラ陸上だけの「こん棒投げ」も迫力がありますね。
そして、視覚障がいのクラスの、「ガイドランナー」と走る様子や、「コーラー」の声だけを頼りに、跳んだり投げたりする様子には、驚きとともに、強い信頼関係が感じられていつも感動します。
走り幅跳びなんて、しっかり見えていても、着地が怖いです。
短距離走で、片手が繋がっている状態で、全力で腕を振って走れるなんて、信じられません。
中長距離でオープンレーンだと、接触や転倒にも、常に気をつけておかなければなりませんよね。
トラックでのガイドランナーとの走りを、はじめてしっかり見たのは東京パラリンピックのときでした。
そして今回は、走り幅跳びの、コーラーとのやり取りを観戦することができました。
もちろん助走前は、手拍子ではなく「お静かに」です。
最後に、客席を1周して、反対側からも写真を撮りました。
何度も来たことがあり、よく知っている場所ですが、やっぱり陸上競技場は気持ちがいいなと思いました。
午前の競技が終了して外に出ると、競技場の前でセレモニー(表彰式)があるとのことでした。
前夜に決勝が行われた種目のメダリストが、順に登場します。
メダルの授与が終わると、向かい側に設置された画面に国旗が映し出されて、国歌が流れます。
少しだけ観て帰るつもりだったのですが、次々にいろいろな国の選手が登場して、いろいろな国の国歌が聞けて、そして、とても感動して胸がいっぱいになって、結局最後まで観てしまいました。
おかげで、ドイツの国歌を2回も聞けて(こっそり一緒に歌って)、生のドイツ語もひさしぶりに聞くことができました。
スポーツの国際大会は、外国のことを知ることができる機会でもあり、それも魅力のひとつですね。
おわりに
神戸で行われた
をご紹介しました。
表彰式では、プレゼンターの
増田明美さんと竹下景子さんも見られました。
別の日には、高橋尚子さんや野口みずきさんも、プレゼンターをされていたそうです。
陸上の朝原宣治さんや、水泳の萩原智子さんが観戦に来られていたのも、公式Xのリポストで知りました。
中継(ライブ配信)はYouTubeでありましたが、Xのスペースで増田明美さんの生配信が聞けたりして、開催期間中は楽しい日々を過ごすことができました。
日本中から、そして世界中から、たくさんの選手や関係者が神戸に来てくれました。
と思いが募ります。
選手にとっては、たくさんある試合のひとつですが、思い出に残る大会となり、神戸のことを覚えていてくれたら嬉しいなと思います。
そしてまた、生きているうちに、スポーツの国際大会が近くで開催されるといいなと思います。
もちろん、パリのオリンピックとパラリンピックも
めちゃくちゃ楽しみです。
今回の体験と新たに得た知識をいかして、今まで以上に楽しみたいと思います。